音楽初心者にとって最初の難関は楽譜の読み方ですよね。
「楽譜が読めなくて挫折した」なんて話はよく耳にします。
多くの人は、「楽譜にはなんらかの暗号が書いてある」というふうに難しく考えているかもしれません。
でもちゃんとした読み方を身につければ、まったく難しくありません。
その読み方というのはシンプルに読むことです。
本記事では、この楽譜のシンプルな読み方を紹介していきます。
シンプルな読み方を身につければ、楽器の上達速度も格段にあがっていくでしょう。
五線譜ってなに?
つぎのように、横に5本線がひかれているものを五線譜っていいます。

楽器奏者は基本的にこの五線譜をもとに演奏をしていきます。
それでは、これからその五線譜のシンプルな読み方をみていきましょう。
まずざっくりと読んでいくために、五線譜のたて方向とよこ方向に注目していきます。
たて方向
五線譜において、たて方向は音の高さを表します。
上にいくほど音が高い、下にいくほど音が低いことを表します。

よこ方向
五線譜において、よこ方向は音の長さを表します。
その長さは音符の種類によって表現します。

小節ってなに?
小節とは一つの小さな箱のことです。
たとえば、つぎのように色がついている部分を1小節といいます。

音楽はいくつかの音の集まりでできています。
ですが、その音たちを左から順に並べていっただけではわかりづらいですよね?
いくつかのグループに分ける方がわかりすいです。
で、その区切るための基準となるものがリズムです。
つまり、小節はリズムによって区切られた箱ということができますね。
音符・休符にはどんな種類があるの?
音楽の記号でまず覚えるべきものが音符と休符です。
音符は音の長さをあらわし、休符は無音の長さをあらわす記号です。
つぎの表には音符の種類をまとめました。

つづいて、休符です。

このように音符と休符は、小節を何分割したうちの、どれくらい音を鳴らすのか、鳴らさないのかをあらわしています。
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回は楽譜をあまりむずかしく考えず、シンプルに読む方法を解説しました。
シンプルに読めるということは、それだけ楽譜が速く読めるということです。
この速く読めるスキルはかならず、楽器演奏の上達につながっていきます。
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